コロナとシェアハウス

しばらくぶりのブログ更新となります。
シェアカンパニーのコシです。
今一番やりたいことは河原でバーベキューです。

皆さま、いかがお過ごしでしょうか?
コロナウィルスの影響は計り知れず、多かれ少なかれ仕事や生活に変化があったのではないでしょうか。

シェアカンパニーグループも宿泊業、飲食業を運営しているチームは大きな打撃を受けました。我々シェアハウス事業も、例年2〜3月にかけて訪れる引越しシーズンがすっぽり抜けてしまいました。

こんなにっくきコロナウィルスですが、シェアハウスという住み方に対する考え方をより洗練させたような気がしています。
その意味を少し掘り下げてみますね。

コロナじゃなくても在宅ですけど(COUR014練馬桜台 ニャロス)

▶新たな課題◀
リモートワークや外出自粛によりシェアハウスにいる時間が長くなったことで、これまで見えなかった課題が浮き彫りになりました。

例を挙げると、
インターネット回線の速度(Wi-Fiの強度)、電源の数、リビング(ラウンジ)の広さ、同時に料理できる人数、換気のしやすさ、網戸の有無 etc…

上記のことは、当然ある程度考えられて設計されてはいましたが、暮らし方が変わったことでより大切な要素として見えてきました。
これからのシェアハウスづくりに活かせる発見であったと捉えられます。

今後はリモートワークやオンライン飲み会が、主流とまではいかないまでも文化として残っていくものと思われます。
時代に合わせたシェアハウスにしていくことも我々にとって大切なミッションです。

▶誰かがいる安心感◀
これは新たな発見というよりはシェアハウスの価値の再認識だと思います。

緊急事態宣言下、一人暮らしの社会人は、リモートワークで在宅勤務となり、定時後も飲みや遊びに行かず、パーテーションで仕切られた芸能人たちが出演するテレビ番組を見ながら一人ご飯を食べるという生活を強いられました。

一日誰とも話さずに夜を迎えるということもあるのではないでしょうか。
やっぱり寂しいですよね。

シェアハウスではこの寂しさは無縁かもしれません。
リビングに行けばシェアメイトがご飯を食べていたり仕事をしていたりします。
「おはよう」「おやすみ」「作りすぎたんだけど食べる?」「パソコン詳しいよね?ちょっとやり方教えて」などの会話が日常的に行われています。

さらに、シェアメイトが熱が出てコロナの疑いがあった時に、当然自室で隔離状態にあるわけですが、シェアメイトが食料や飲み物を差し入れなどしてくれて手厚いサポートをしてくれたという話がありました。
結果陰性でしたが、優しい入居者さんが集まっている良いハウスだと思えて嬉しく思いました。

シェアハウスに住む理由として「帰った家に誰かがいる安心感」というのはよく挙げられておりましたが、このコロナによってその価値がさらに押し上げられたように感じます。

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筋トレも一緒にやれば頑張れる(COURI016-R)

▶感染リスク◀
一方、他人と暮らすことでウイルスをもたらされてしまう懸念を持たれる方も少なからずいらっしゃいます。一人で暮らすよりも感染リスクが高くなると考えるのは当然ですね。
上で「価値」として語った”交流”が「リスク」にもなってしまうということです。

我々も緊急事態宣言期間中は内覧を自粛し、入居者様にも手洗い、消毒の励行、知人の来訪・宿泊の自粛、ラウンジでの交流の自粛を呼びかけておりました。

幸い現在シェアハウスにおいてクラスター感染が発生したという報道はされておりません。

コロナウイルスはなくなるわけでなく、withコロナという呼び方も出ている通り、うまく付き合っていかなくてはいけないものとなりつつあります。

コロナに対する視点においてはメリットとリスクが表裏一体のシェアハウスという住み方、入居者様が安心快適に暮らせるように事業者として出来ることを引き続き模索していきたいと思います。

久しぶりで少々硬い内容になってしまいました。
次は気楽な内容で書きますね!

Koshi